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海外eSIMでもテザリング(iPhoneでは「インターネット共有」)は使えます。ただし、使えるかどうかを決めるのはスマホではなく、購入したeSIMのプランです。プランがテザリングに対応していれば、日本と同じ手順でパソコンやタブレットをつなげます。
旅行先のホテルでパソコン作業をしたい、家族のタブレットにもネットを分けたい、と考えて調べている方は多いはずです。一方で「設定したのにつながらない」「無制限プランなのに共有できない」という声もよく聞きます。
うまくいかない原因の多くは、プランの条件か、データ通信に使う回線の選び方にあります。どちらも出発前に確認できるので、現地で慌てずに済みます。
この記事では、Apple・Googleの公式ヘルプをもとに、テザリングの設定手順、できないときの確認順、データ量と電池で気をつけたいことを順番に説明します。
結論:テザリングできるかは「購入するプランが対応しているか」で決まります。購入前に商品ページで対応を確認し、現地ではデータ通信の回線を旅行用eSIMに切り替えてから共有をオンにしましょう。
海外eSIMのテザリングは「プランの対応」で決まる
テザリングは、スマホが受け取ったモバイルデータ通信をほかの機器に分ける機能です。海外eSIMでも仕組みは同じですが、販売元がテザリングを認めているかどうかはプランごとに違います。
海外eSIMでテザリングはできる?
多くの旅行用eSIMで使えますが、すべてではありません。Appleは「インターネット共有には契約先の通信事業者の対応が必要」と案内しています。Googleも、携帯通信会社によってはテザリングに制限があったり追加料金がかかったりする場合があるとしています。
つまり、スマホの機能としては使えても、eSIMの販売元やその先の通信事業者が止めていれば共有できません。購入前に商品ページやよくある質問で「テザリング対応」「ホットスポット可」といった記載を探しておくのが確実です。
無制限プランでもテザリングできる?
無制限プランは、テザリングに条件が付いていることがあるので特に確認が必要です。たとえば「テザリングは対象外」「一定量を超えると速度制限」といった条件が付く場合があります。
条件の有無や内容はサービスごとに違い、同じサービスでも国やプランで変わることがあります。パソコン作業が目的なら、無制限かどうかよりも、テザリングが条件なく使えるかを先に見てください。
対応しているか確かめる方法は?
購入前に、商品ページの「仕様」「注意事項」「よくある質問」を確認します。記載が見つからないときは、販売元のサポートに「このプランでテザリングは使えますか」と問い合わせると確実です。
| 確認する場所 | 見るポイント |
|---|---|
| 商品ページ | テザリング対応の記載 |
| 注意事項 | 無制限時の条件や制限 |
| よくある質問 | 接続できる台数 |
| サポート窓口 | 記載がない場合に質問 |
テザリングを使う予定があるなら、公式サイトにテザリングの記載があるサービスから選ぶと確認の手間が減ります。プランや国によって条件が変わることがあるので、購入前に商品ページの注意事項も確認してください。
SkyeSiM
おすすめポイント
- 公式サイトに「テザリング対応」と記載
- 1日あたりのデータ容量(500MB・1GB・無制限など)を選んで購入する方式
- 複数購入で割引になる「まとめ割」あり
Ubigi トラベルeSIM
おすすめポイント
- 公式ヘルプセンターに、iPhone・Android別のテザリング設定手順を掲載
- NTTグループのTransatelが提供するブランド
- 日本語のヘルプセンターやチュートリアルを用意
グロモバeSIM
おすすめポイント
- 公式サイトの比較表に「5~10人 ※テザリング利用」と記載
- 200以上の国と地域で利用可能と記載
- 365日LINEサポート
※おすすめポイントは2026年11月3日時点で各社の公式サイトに記載されている内容です。テザリングの可否や条件はプラン・国によって異なる場合があるため、購入前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。


iPhone・Androidでテザリングを設定する手順
設定そのものは日本で使うときとほぼ同じです。違いは、海外eSIMを追加したスマホでは「どの回線のデータを共有するか」を先に決めておく必要がある点です。
共有するのはどの回線のデータ?
テザリングで分けるのは、スマホがモバイルデータ通信に使っている回線のデータです。日本の回線と旅行用eSIMの両方が入っているときは、Appleの案内に沿って「モバイル通信」の「モバイルデータ通信」で旅行用eSIMを選んでおきます。
日本の回線のままテザリングすると、日本の通信会社の海外ローミング料金がかかるおそれがあります。日本の回線のデータローミングはオフにしておきましょう。
iPhoneの「インターネット共有」をオンにするには?
Appleの公式ヘルプでは、次の手順が案内されています。
- 「設定」を開き「インターネット共有」をタップ(見当たらない場合は「モバイル通信」の中)
- 「ほかの人の接続を許可」をオンにする
- 必要なら「Wi-Fiのパスワード」を変更(8文字以上)
- つなぎたい機器のWi-Fi一覧からiPhoneの名前を選び、パスワードを入力
Wi-Fiのほか、BluetoothやUSBケーブルでもつなげます。同時に接続できる台数は、通信事業者とiPhoneのモデルによって異なります。
Androidの「アクセスポイント」をオンにするには?
Googleのヘルプでは、画面上部からスワイプしてクイック設定の「アクセスポイント」アイコンをタップする方法が案内されています。アイコンを長押しすると「Wi-Fi アクセス ポイント」「Bluetooth テザリング」「USB テザリング」を選べます。
Wi-Fiアクセスポイントでは最大10台まで共有できるとされていますが、メニュー名や手順は機種やAndroidのバージョンで違います。Galaxyなど機種独自の表記になっている場合は、メーカーのヘルプも確認してください。
USBテザリングなら、スマホを充電しながらパソコンにつなげます。手持ちのスマホとパソコンの端子に合うケーブルを選びましょう。

テザリングができないときの確認順
つながらないときは、原因をひとつずつ切り分けると早く解決します。上の図の順に、プランの条件から確認していきましょう。
「インターネット共有」がグレーで押せないときは?
Appleは、「インターネット共有」が選べないときは「モバイルデータ通信」がオンになっているかを確認するよう案内しています。旅行用eSIMの回線がオフになっていたり、データ通信の回線が日本の回線のままだったりすると押せないことがあります。
回線の設定に問題がないのに使えない場合は、プランがテザリングに対応していない可能性があります。商品ページの記載をもう一度確認し、わからなければ販売元に問い合わせてください。
スマホはつながるのにパソコンだけつながらないときは?
スマホ自体でWebページが開けるなら、eSIMの通信は生きています。この場合は、共有する側とつなぐ側の設定を見直します。
- 「ほかの人の接続を許可」やアクセスポイントがオンのままか
- パスワードを打ち間違えていないか
- 接続できる台数を超えていないか
- 両方の機器を再起動してもう一度つないだか
スマホ自体もつながらない場合は、テザリングではなくeSIMの通信に原因があります。下の記事の確認順で、回線とデータローミングの設定から見直してください。


データ量と電池で気をつけたいこと
テザリングは、つないだ機器の通信量がすべてスマホのeSIMから引かれます。容量付きのプランでは、思っていたより早く使い切ってしまうことがあります。
パソコンをつなぐとデータを多く使うのはなぜ?
パソコンは、OSの更新やクラウドの同期を自動で始めることがあり、スマホより多くのデータを使いやすい機器です。Windowsには、通信量を抑えるための「従量制課金接続」という設定があります。Microsoftによると、オンにすると一部の更新プログラムが自動でインストールされなくなります。スマホのテザリングにWi-Fiでつないだ場合は、そのWi-Fiネットワークの設定で手動でオンにします。
旅行中は、写真の自動バックアップや大きなファイルのダウンロードを、ホテルのWi-Fiでまとめて行うと安心です。Appleも、インターネット共有の使用中はiCloudバックアップなど一部の機能が使えない場合があると案内しています。
電池の減りを抑えるには?
テザリング中はスマホの電池が早く減ります。Googleは、テザリング中は電源につなぎ、使わないときはオフにすることを勧めています。
- 使い終わったら共有をオフにする
- 長時間使うときは充電しながら使う
- 外出中はモバイルバッテリーを持ち歩く
テザリング中はスマホの電池が早く減ります。外出先でパソコンやタブレットをつなぐ日は、モバイルバッテリーがあると安心です。
家族で1つのeSIMを共有してもいい?
短時間なら便利ですが、長く使うなら1人1つずつeSIMを用意したほうが快適なことが多いです。共有すると、スマホを持つ人と離れたときにほかの人の通信が切れ、データ量の減りや電池の消耗も1台に集中します。
家族やグループで1台を共有したいなら、ポケットWi-Fiと比べてから決めるのも一つの方法です。違いは下の記事で整理しています。

海外旅行でデータ通信量を節約するコツは姉妹サイトで解説しています

タイでテザリング無制限のeSIMを選ぶときの確認方法は姉妹サイトで解説しています


よくある質問
Q. 海外eSIMでテザリングはできますか?
A. 多くの旅行用eSIMで使えますが、プランによっては対象外です。購入前に商品ページで「テザリング対応」の記載を確認してください。
Q. 無制限プランならテザリングも使い放題ですか?
A. そうとは限りません。無制限プランはテザリングが対象外だったり、条件が付いていたりする場合があるので、購入前に注意事項を確認してください。
Q. iPhoneで「インターネット共有」が押せないのはなぜですか?
A. 「モバイルデータ通信」がオフになっている、データ通信の回線が日本の回線のまま、プランが共有に対応していない、などが考えられます。回線の設定を確認してから販売元に問い合わせてください。
Q. テザリングで何台までつなげますか?
A. iPhoneは通信事業者とモデルによって異なります。Androidのアクセスポイントは最大10台までとされていますが、プラン側で台数を制限している場合もあります。
まとめ
海外eSIMのテザリングは、スマホの設定よりもプランの対応状況で決まります。購入前の確認と、現地でのデータ回線の切り替えを押さえておけば、日本と同じように使えます。
- 購入前に「テザリング対応」の記載と無制限時の条件を確認する
- 現地ではデータ通信の回線を旅行用eSIMに切り替え、日本の回線のデータローミングはオフにする
- 押せない・つながらないときは、プラン→回線→共有設定→台数の順に確認する
- パソコンは更新や同期を控え、スマホは充電しながら使う
参考にした公式情報
- iPhoneやiPadのインターネット共有に接続する – Apple サポート(確認日: 2026-11-03)
- eSIMでデュアルSIMを活用する – Apple サポート(確認日: 2026-11-03)
- Android でアクセス ポイントやテザリングを使用してモバイル接続を共有する – Android ヘルプ(確認日: 2026-11-03)
- Windows での従量制課金接続 – Microsoft Support(確認日: 2026-11-03)


